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これなら”アリかも”と思える社会のつくりかた 〜現代の生きづらさをZ世代の視点でリデザインするワークショップ〜

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不安と生きづらさが前提になっている社会
いま、Z世代の多くが抱えているのは、「自分はこう生きたい」という明確なビジョンではなく、「どう生きれば正解なのかがわからない」という将来への不安と迷いです。
VUCAと呼ばれる予測困難な時代。未来は見通せず、社会や制度も個人を支える前提をうまく提示できないまま、Z世代は幼い頃から「間違えないように」「効率よく」「無駄なく」生きることを求められてきました。

そこには、正解が存在しないはずの時代においてなお、正解らしきものに沿うことを期待される見えないプレッシャーが横たわっています。「完璧でいなければ」「損したくない」「失敗は避けたい」──そんな感情が、挑戦や自己実現といった本来ポジティブな行動の前に立ちはだかります。
その結果として、「選択肢は多いのに、選べない」というジレンマが社会全体に広がっています。

子育て、恋愛、働き方、家族観——あらゆる選択が「やりたい/やりたくない」ではなく、「失敗しないか」「損しないか」を基準に語られてしまう。それは、意志の欠如ではなく、「失敗が許されない空気」によって身についた、生き抜くための戦略なのかもしれません。

Z世代の感性から、生きづらくない社会を構想する
今回のワークショップイベントでは、背景にあるあまり語られてこなかった生きづらさに目を向け、Z世代の感性や価値観を起点に、「これならアリかも」と思える社会を構想していきます。
登壇するのは、社会のなかでまだ言語化されていない違和感や迷いをすくい上げ、それを表現に変えてきた2人のZ世代クリエイターです。映画監督の道本咲希氏は、「なぜ人は家族を持つのか?」という根源的な問いを起点に、Z世代の恋愛や家族観を、静かな視点で映像化してきました。
アーティスト・アクティビストの黒部睦氏は、気候やジェンダーなどのテーマを、共感に届く表現へと変換し、社会に投げかける活動を続けています。

彼女たちの語りから見えてくるのは、完璧じゃなくても、まだ決めきれていなくても、「こんなふうに生きられたらいいかも」と感じられる小さな理想のかけら。その視点や感性は、私達が抱える生きづらさをほどき、新しい選択肢を見つけるヒントになります。

後半のワークショップでは、その感性や価値観をヒントに、
・自分や身近な人が感じる「生きづらさ」と、その背景にある当たり前を整理し
・それをひっくり返す「破壊的な問い」をつくり
・自分の立場や活動に合わせた、これならアリかもな行動や仕組みのアイデアを導き出します。

子育て、恋愛、働き方、家族観──社会のあらゆる場面にひそむ「生きづらさ」をほどき、 それぞれの立場から小さなアリかもを実現していくための第一歩をつくります。

日時:2025年9月11日(木) 17:00-20:00
   トークセッション 17:00-17:30
   ワークショップ 17:30-19:30
   ネットワーキング 19:30-20:00(会場参加者のみ)

場所:【現地参加】ロフトワーク渋谷 10階
   〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア 10F
   MAP:https://bit.ly/3AD6EDJ
   【オンライン配信】Zoomウェビナー

主催:株式会社三井住友フィナンシャルグループ、株式会社三井住友銀行、株式会社ロフトワーク
定員:現地参加20名、オンライン15名(応募多数の場合は抽選)
参加費:無料

<こんな方におススメ>
Z世代のリアルな感性や価値観を起点に、企画や発信をアップデートしたい 企業・自治体の広報/マーケティング担当者
・恋愛・働き方・家族観など、Z世代に届くライフデザインやサービスを構想したい 事業開発・サービスデザイン担当者
現代の生きづらさや迷いを起点に、これからの文化や支援のあり方を問い直したい NPO・行政・ソーシャル系の企画職の方
少子化・育児支援等をいつもと違ったクリエイティブな視点で考えたい自治体や企業の方

以下記載の注意事項をご確認の上、お申込ください。

  • お申込みはこちら(ロフトワーク社のお申込みページに遷移します)

・オンラインでのご参加の場合、Zoomでのウェビナー参加が必要となります。
 ご参加の際は事前に参加または視聴可能かご確認をお願いします。

・お申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。
・参加、視聴URLはイベント前日までにご連絡いたします。
・参加者の皆さまの写真や議論の内容は後日、loftwork.comおよびGREEN×GLOBE PartnersのWebサイトに掲載する場合がございます。
・プログラムは、予告なく変更される場合がございます。
・本イベントの取材をご希望の方はGGP事務局(ggpartners_info@ea.smbc.co.jp)までお問い合わせください。

17:00-17:10 イントロダクション
17:10-17:30 ゲストトーク
17:30-17:40 休憩
17:40-19:30 ワークショップ
19:30-20:00 (現地でご参加の方々のみ)
登壇者と参加者のネットワーキング
  • 映画監督
    道本 咲希

    1997.9.25 徳島県生まれ大阪府育ち。ビジュアルアーツ専門学校大阪を卒業後、映画予告篇の編集やCMの制作、映像作家の弟子を経て独立。AOI biotope所属。学生時代に制作した短編映画『19歳』がぴあフィルムフェスティバル2018・審査員特別賞を受賞。ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2021に参加し短編映画『なっちゃんの家族』を完成させた。長編映画初監督作品である『ほなまた明日』で2024年度新藤兼人賞にノミネート。第27回ウディネ・ファーイースト映画祭に出品された。

  • 環境アクティビスト・アーティビスト
    黒部 睦

    2001年生まれ、東京都出身。国立音楽大学演奏・創作学科声楽専修卒業。高校生時代にSDGsの啓蒙をはじめ、スウェーデンへの研修をきっかけに気候危機に気づく。大学在学中は、若者中心の気候変動運動「Fridays For Future」や「Climate Clockプロジェクト」などを通じて気候変動問題に取り組む。現在は、市民メディア「8bitNews」にて新番組「Artivist黒部睦」を担当。

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