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まちをつくる人と場のつくりかた 〜地域からはじまるDX・GX推進のセオリーを考えるワークショップ〜

  • レポート公開中

  • Workshop

DX・GXが進む地域には変革を推進するリーダーたちの集まる場がある
社会システムを中央集権型から多極分散型へと誘うトランスフォーメーション、それは同時に環境課題の側面から要求されるグリーントランスフォーメーションを進める上でも不可欠なものです。この2つの互いに関係し合うトランスフォーメーションを担い、新しい時代を切り開くのは新しいものに好奇心と熱い志をもったリーダーたち。そして、自律分散社会における彼らの変革の舞台は地方なのではないでしょうか。

ただ、若きリーダーたちがそれぞれ個別に活動して革新を起こせるかというとそうではないでしょう。大事なのはリーダーたちが連携できるようにすることです。世界を見渡してみると、スマートシティ化やグリーントランスフォーメーションが進んでいる都市や地域には、必ず様々なステークホルダーに開かれたハブとなる場があり、そこでは若いリーダーたちが互いに刺激し合い協働し合いながら変化を生み出しています。
では、これからDXGXの推進を構想する地域で、変革を進めるリーダーたちが育ち、彼らが協働し合う環境をどのようにすればつくっていくことができるでしょうか?

地域のDXとGX推進の鍵となる人と場を育むセオリーを見つける
一般社団法人SDGs Innovation HUBGREEN×GLOBE Partners、ロフトワークが共同で開催する今回のイベントは、こうした「地域のDXGX推進の鍵となる人と場をどう育むか?」という課題についてディスカッションする機会です。
「地域にDXGXのローカルハブをつくるには?」「地域でDXGXリーダーをいかに育て、支援するか」の2つのテーマを軸に、ワークショップ形式で考えていきます。

6つの地域から提示する4つの課題が今回のワークショップのディスカッション・テーマです。
日本初となる自治体発行NFTを実現したことで知られる山形県西川町からは地方におけるDXGXリーダー育成の環境整備について、北九州市/大阪府からは自治体×企業×金融の連携によりいかにDXGXリーダーが育つ環境を整備していけるのか、三重県5町からは多気町にある日本の食・文化・アートを軸にした商業リゾートVISONでのローカルハブをどう実現するか、岡山県/広島県からは地域産品であるバラやWEB3技術を掛け合わせるとどんなローカルハブができるか、それぞれ話題提供していただきます。
ワークショップパートでは、4つのテーマごとに分かれて新たなチーム結成やアクションにつながるディスカッションを行います。


ワークショップの4つのテーマ

テーマ1:先駆的なチャレンジをしたい若きリーダーたちが互いに切磋琢磨して育つしくみとは?
(エリア:山形県西川町)
2023年4月、日本で始めて自治体が発行するデジタル住民票NFT「西川町デジタル住民票NFT」の購入申し込みを開始し、販売数量の13倍を超える注文を集めて話題となった山形県西川町。菅野町長は、20224月に町長に選出される前、内閣官房「デジタル田園都市国家構想」(デジ田)実現会議事務局にて、若宮健嗣初代デジ田大臣の徳島県神山町グリーンバレーでの車座対話にも同行し、人口規模が同じ西川町でもデジ田実現ができると確信し、NFTデジタル住民の交流会をメタバース上で実施するなど、若い層を巻き込んだデジタル戦略を進めています。

【テーマ提供者】
・菅野 大志(山形県西川町 町長)

テーマ2:都市部におけるDX・GXリーダーが育つにはどんなしくみが必要か?
(エリア:北九州市/大阪府)

北九州市や大阪府のような多くの人口や産業が集積する都市部において、DXGXリーダーが育つ環境はどのような形で整備していけるでしょう。北九州市は、20186月、全国で初めての「SDGs未来都市」及び「自治体SDGsモデル事業」に他の28自治体とともに選定されました。自治体、事業会社、金融など異なる分野の人たちが連携した動きが可能な都市部において、DXGXリーダーが育つしくみについて検討していきます。

【テーマ提供者】
・大庭 繁樹(北九州市産業経済局 次世代産業推進課 ロボット・DX推進担当課長)
・田中 靖訓(リマテックホールディングス株式会社 代表取締役、一般社団法人OSAKAゼロカーボン・スマートシティ・ファウンデーション代表理事)

テーマ3:食・文化・アート・テクノロジーが集結するリゾート施設VISONを舞台に、どんなローカルハブが展開できるか?
(エリア:三重県5町)

「さあ、いのちを喜ばせよう」というメッセージとともに、[癒・食・知]を軸としたみずみずしくしあわせな体験を提供する、三重県多気町にあるリゾート施設VISON20221月には、若宮初代デジ田大臣がVISONに訪れ、三重県5町のうち大台町でのデジタル実装の取組について椎名氏が説明を行いました。「自然と共に生き・生かされていく、美しい循環を目指す場所」であるVISONという場では、どのようなローカルハブの活動ができるでしょう。土地の自然や文化、集う人たちが共に生きる場のあり方を考えていきます。

【テーマ提供者】
・椎名 隆之(大日本印刷株式会社 モビリティ事業部 新事業開発部)

テーマ4:地域の産品×WEB3技術。自然の恵みとデジタルの掛け合わせは、どんなローカルハブの可能性を開くのか?
(エリア:岡山県・広島県)
岡山県を代表する伝統工芸品「備前焼」と、広島県福山市の象徴である「バラ」。大阪・関西万博期間中の2025518()24()1週間、広島県福山市では第20回世界バラ会議福山大会2025が開催され、国花にもなっている世界の「バラ」貴族700余名が、日本初の国立公園である瀬戸内に集結します。一方で、岡山県は備前焼で知られ、多くの工芸愛好者やコレクターを惹きつけています。これらの自然資本と文化を、メタバースやAINFTなどのWEB3技術と掛け合わせた場合、地域のポテンシャルは一体どのように拡がり広がり、どのようなローカルハブの可能性が考えられるでしょうか。地域固有の資本としての自然や文化をデジタルによって最大限活かす方法について、アイデアを出し合っていきます。

【テーマ提供者】
・川崎 龍也(株式会社川﨑建設 代表取締役、岡山メタバース代表、地域DXプロデューサー★★2023
・勝 さやか(ジャパニーズビューティ株式会社 代表取締役)
・森 敏彰(陶芸家)

日時:2023年11月10日(金) 14:00-18:00
主催:一般社団法人SDGs Innovation HUB、株式会社三井住友フィナンシャルグループ、株式会社三井住友銀行、株式会社ロフトワーク
定員:40名(応募多数の場合は抽選)
参加費:無料
実施形式:オンライン(Zoom、Miro)

<こんな方におススメ>
・地域課題の解決に取り組みたい企業の方
・地域でのDX・GX推進のための場やリーダーの育成について考えている方
・地方都市の抱える具体的な課題について一緒に考えたい、課題解決にチャレンジしたい、行動していきたい方
・持続可能な社会の実現のため、これからのまちづくりに取り組みたい方

以下記載の注意事項をご確認の上、お申込ください。

・Zoom、Miroを使用したオンラインのワークショップです。
 MiroInternet Explorerでは不安定のため、Google ChromeIE以外の環境でご参加ください。
・ワークショップ形式のため、途中参加、途中退出ができません。
・申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。
・参加、視聴URLはイベント日前日までにご連絡いたします。
・参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日、loftwork.comおよびGREEN×GLOBE PartnersのWebサイトに掲載する場合があります。
・プログラムは、予告なく変更される場合があります。
・本イベントの取材をご希望の方はGGP事務局(ggpartners_info@ea.smbc.co.jp)までお問い合わせください。

  • 山形県西川町 町長 
    菅野 大志

    山形県西川町で生まれ、早稲田大学を卒業後、2001年に財務省東北財務局に入局。
    金融庁や内閣官房の地域活性化策「デジタル田園都市国家構想」事務局をはじめ、地方創生の政策に一貫して従事してきた。
    また、地域金融機関や公務員との交流を深める「ちいきん会」を主宰し、2500人以上のメンバーを持つコミュニティを通じて、多くの地方創生事業を生み出してきた。
    2022年4月に故郷の山形県西川町の町長として選出され、自身の経験と実績を背景に、西川町の活性化に取り組んでいる。

  • 北九州市産業経済局 次世代産業推進課 ロボット・DX推進担当課長 大庭 繁樹

    1999年に北九州市役所に入職。
    当初は都市インフラ、特にごみ焼却工場や下水道処理施設の担当として活動。
    その後、環境モデル都市やエネルギーの拠点化、SDGsを始めとする持続可能な未来を目指した都市・産業の形成に尽力してきた。
    2012年には環境局の環境未来都市推進室の政策係長として、先進的な政策の立案や実施に携わった。
    現在は、北九州市のロボット・DX推進担当課長として、技術の進化と地域産業の振興を連動させた取り組みを推進している。加えて、2022年からは北九州工業高等専門学校の客員教授として、産学連携の場においてもその専門知識と経験を活かし、企業の成長と学生の育成をサポートしている。

  • 一般社団法人OSAKAゼロカーボン・スマートシティ・ファウンデーション 代表理事、 リマテックホールディングス株式会社 代表取締役 田中 靖訓

    大学卒業後、環境コンサルタントを経てリマテックに入社。東日本大震災時には、災害廃棄物の処理スキームを構築し、地域住民の暮らしと環境を守る復旧・復興支援事業を実施するなど社会課題の解決に貢献。また、バイオガス発電事業や太陽光発電事業など、再生可能エネルギー事業をグループの柱に成長させた。 2014年にリマテックグループの代表取締役就任後、タイ王国サイアムセメントグループとの資源循環事業やマレーシアでの未利用廃棄物(EFB)の燃料化に取組む。環境分野での社会課題解決に貢献するために、国内外問わず資源循環インフラの構築や社会システムの変化に対応できるサステナブルプラットフォームの構築に従事。 さらに、企業や行政が一体となって活動することが重要と考え、公民連携による持続可能な脱炭素社会の実現を目指し、一般社団法人OSAKAゼロカーボン・スマートシティ・ファウンデーション(略称 OZCaF)を設立し、代表理事に就任。

  • 大日本印刷株式会社 モビリティ事業部 新事業開発部 椎名 隆之

    1996年に大日本印刷株式会社に入社し、食品パッケージの企画業務を担当した後、国内外のプラントでペットボトル無菌充填システムの導入に従事するなどグローバルに活動。その後、本社事業企画部門にて事業戦略策定やM&A業務を担当。2017年からはモビリティ事業部の立ち上げとともに、新規事業開発を中心に活動し現在に至る。テクノロジーと戦略の融合を通じて、企業の新しい方向性を築く役割を果たしている。特に「VISON」をはじめとする三重広域での「スーパーシティ構想」など、地域社会とテクノロジーを連携させた新しい社会の実現に向けて、積極的に事業開発を進めている。

  • 株式会社川﨑建設 代表取締役、岡山メタバース 代表、地域DXプロデューサー★★2023 川崎 龍也

    岡山県笠岡市出身の一級建築士。北海道の北見工業大学で寒冷地工学を学び、日本最高峰の高気密高断熱住宅の研究に従事。現在は、ハイクラスホームの提案や美しいインテリアを重視したラグジュアリーライフの提案を行っている。一級建築士歴9年、建設業界歴17年を持ち、岡山理科大学工学部で非常勤講師も務める。建築とテクノロジーの融合から、岡山メタバースを通じて地域発信の新しい形を目指している。主に地元のビジネスやイベント向けの革新的なデジタルソリューションを提供し、地域経済の活性化を目指す。

  • ジャパニーズビューティ株式会社 代表取締役、BEST OF MISS 広島事務局 代表 勝 さやか

    ミス呉や広島フラワークイーンを経て、ラジオパーソナリティーとしての経験を持つなど多才なキャリアを有する。ラジオの活動の傍ら、テレビ、イベント、式典、ナレーター、ブライダルの司会など多岐にわたり活動している。さらに、広島を基盤として、世界を目指す女性たちのサポートを行う「BEST OF MISS」広島事務局代表として、ミスユニバースジャパンやミセス広島ビューティー大会の企画・運営を担当。自身のこれまでの経験を生かし、女性の可能性を広げる活動を行っている。

  • 陶芸家 森 敏彰

    備前市伊部に生まれ、備前焼窯元六姓の伝統を継ぐ陶芸家として知られている。2006年に備前焼窯元宝山窯での作陶をスタートし、大学卒業後に備前陶芸センターで技術を磨いた後、陶芸家としてのキャリアを国内外で急速に展開させる。2014年にはアメリカ横断の陶芸交流ツアーを行い、翌2015年にはイギリスで展示会やワークショップを開催。オックスフォード大学のプロジェクト「Oxford Anagama Kiln Project」への参加や、日本とエクアドルの外交関係樹立100周年記念品の制作、2020年の台湾での芸術交流展など、国際舞台での躍進が注目されている。ろくろ成形を中心に様々な作品を手掛けており、その技術とセンスは多くの場所で評価されている。

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