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イベント
人口学者・社会起業家と問い直す: Z世代と共に向き合う、少子化時代の未来デザイン ~ReDesign Family & Work~
受付中
トークイベント
少子化の構造と現場のリアルを知る
日本の未来を考える上で、避けては通れない「少子化」という課題。 しかし、この複雑な社会課題を、私たちは本当に正しく理解できているでしょうか?
「出生率の低下」という数字の裏には、Z世代をはじめとする若い世代の価値観の変容、働き方の多様化、そして個人のリアルな葛藤が複雑に絡み合っています。従来の延長線上にある対策だけでは、もはや本質的な解決には至りません。本イベントでは、この課題に新たな光を当てる2名のエキスパートをお招きします。
一人目のゲストは、データと統計を武器に、世界の人口動態をマクロな視点で分析する人口学者の茂木良平氏です。
メディアが報じる「出生数減少」の裏に隠された、15歳から49歳女性人口の減少や未婚率の増加といった構造的変化を詳細に解説 。また、「Cross-sectional average length of life childless (CALC)」のような独自の指標開発を通じて、子どもを持たない選択の背景にある経済的不安定性や社会心理的要因を浮き彫りにし、企業がエビデンスに基づいた(EBPM)戦略を立案する上での示唆を提供します。
二人目のゲストは、自身の「産休育休ゼロ」という壮絶な原体験から「そだてるはたらくプロジェクト」を立ち上げた社会起業家の河西歩果氏です。
「そだてるはたらくプロジェクト」の理念と具体的な活動、特にイベント特化型移動式託児ブース「SODAHATA」の革新性をご紹介いただきます 。子育てを「女性だけの問題」ではなく「社会全体で育てる」という意識改革の重要性を訴え、企業が従業員の自己実現とキャリア継続を支援するための実践的なアプローチを提示。心理的安全性の確保や、フリーランスなど多様な雇用形態への配慮が、いかに企業の競争力強化に繋がるかを具体例を交えて解説します。
パネルディスカッション:Z世代と描く「育てる・働く」の未来
茂木氏のデータが示す社会構造の課題と、河西氏の実践が示す現場のニーズを踏まえつつ、未来の親世代であり主要な働き手となるZ世代からゲストを招き議論します。彼らが抱える結婚・出産・キャリアに関する価値観、不安、そして企業に期待する具体的な支援とは何かを探っていきます。
開催概要
日時:2025年7月29日(火) 14:00-17:50
トークセッション 14:00-16:00
ミニワーク+ネットワーキング 16:10-17:50(会場参加者のみ)
場所:【現地参加】ロフトワーク渋谷 10階
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア 10F
MAP:https://bit.ly/3AD6EDJ
【オンライン配信】Zoomウェビナー
主催:株式会社三井住友フィナンシャルグループ、株式会社三井住友銀行、株式会社ロフトワーク
定員:現地参加30名、オンライン100名(応募多数の場合は抽選)
参加費:無料
<こんな方におススメ>
・人口問題や新たな働き方、少子化への取り組みに関心のある人
・少子化問題・Z世代に関心のある企業
・Z世代を含む優秀な人材の獲得・定着に課題を感じている人事・採用担当者の方
以下記載の注意事項をご確認の上、お申込ください。
ご注意
・オンラインでのご参加の場合、Zoomでのウェビナー参加が必要となります。
ご参加の際は事前に参加または視聴可能かご確認をお願いします。
・お申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。
・参加、視聴URLはイベント前日までにご連絡いたします。
・参加者の皆さまの写真や議論の内容は後日、loftwork.comおよびGREEN×GLOBE PartnersのWebサイトに掲載する場合がございます。
・プログラムは、予告なく変更される場合がございます。
・本イベントの取材をご希望の方はGGP事務局(ggpartners_info@ea.smbc.co.jp)までお問い合わせください。
プログラム
14:00-14:10 | イントロダクション |
14:10-14:50 | ゲストトーク |
14:50-15:50 | クロストーク&質疑応答 |
15:50-16:00 | トークセッション クロージング |
16:00-16:10 | 休憩 |
16:10-16:50 | (現地でご参加の方々のみ) ミニワーク |
16:50-17:50 | (現地でご参加の方々のみ) 登壇者と参加者のネットワーキング |
登壇者プロフィール
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南デンマーク大学 人口学センター 助教
茂木 良平バルセロナ自治大学 人口学センターで博士課程修了(人口学Ph.D.取得)後、オックスフォード大学 社会学部 研究員を経て現職。専門はデータと統計を用いた先進国の少子化問題の分析。特に、少子化をよりよく理解するための手法の開発、無子(子どもを1人も持たない)人口の理解、恋愛行動などの研究に力を入れている。これまでに、日本、ドイツ、イタリア、スペイン、オーストラリア、デンマークの6カ国の研究期間に所属。複数の国のデータを比較することを得意とする。複数の自治体や企業と協働で人口課題・少子化問題のEBPMにも取り組んでいる。分野トップの国際学術誌に複数論文を掲載、国際学会での発表多数。1989年生まれ、埼玉県出身。一児の父。
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そだてるはたらくプロジェクト 代表
河西 歩果そだてながら、はたらくひとたちが、柔軟に“選択“できる社会をつくるための「社会課題研究コミュニティ」を立ち上げ、『そだてる』と『はたらく』に関する多様な研究や、実験・実践の場作りなどを行う。
イベント特化型 移動式託児ブースサービス「sodahata」を運営しており、共働き時代のママパパに一番共感できる活動体として『はたらく』をサポート。「社会で育てる」の具現化を目指す。
自身も26歳で第一子、27歳で第二子を出産。妊娠期の2ヶ月間の切迫早産入院を経て、産休育休ゼロで仕事を継続した経験を持つ。1996年、山梨県出身。元「news zero」キャスター。